私が最初にクロス取引をしたのは2023年9月。
サイバーエージェントでした。
本当に優待取れるの?と半信半疑でしたし、ちょっと怖かったので、権利日ギリギリでクロスできてコストが約30円程度で済む銘柄を選びました。もしダメでも仕方ないと思いながら取得してみたのを覚えています。
この記事では、まだクロス取引にチャレンジしたことがない方に向けて、実際に私が行っている方法をベースに株主優待クロス取引の仕組みとやり方をまとめました。
- 優待を少ないコストで取得したい
- 株価の下落リスクをできるだけ減らしたい
こんな人は一度読んでみてください。
このページでは
SBI証券を使ったクロス取引のやり方を紹介しています。
クロス取引とは?
クロス取引とは、株価の値動きの影響をほとんど受けずに株主優待を取得する方法です。
通常、株を買うと株価が下がったときに損をする可能性があります。
ですがクロス取引では
- 現物で株を買う
- 信用取引で同じ株を売る
という2つの取引を同時に行うことで、株価の変動リスクをほぼ抑えることができます。
そのため、
優待だけ欲しいときによく使われる方法です。
ただし完全に無料で優待が取れるわけではなく、金利(貸株料)などのコストが少しかかります。
信用口座を開設する
クロス取引を行うには、信用取引口座の開設が必要です。
クロス取引では
- 株を買う(現物)
- 株を借りて売る(信用売り)
という取引を行います。
この「株を借りて売る」という取引をするために、信用取引口座が必要になります。
信用取引というと少し怖いイメージがあるかもしれませんが、
クロス取引では現物買いと信用売りを同時に行うため、株価の値動きの影響をほとんど受けません。
そのため、株主優待を取得するためにクロス取引を利用している人も多いです。
ちなみに、SBI証券では「はじめて信用」という初心者向けの信用取引があります。
詳細は省略しますが、クロス取引しかしない場合にはこの「はじめて信用」だけでOK。(私もこれしか開設していません)
クロス取引のコスト
クロス取引では、完全に無料で優待が取れるわけではありません。
主にかかるコストは信用売りの金利(貸株料)です。
金利は年率で表示されており、保有日数に応じて計算されます。
そのため、早くクロスするほどコストは増え、
権利日直前にクロスするとコストを抑えることができます。
いちいち自分で計算するのは大変なので、私は「銘柄名 クロス取引」で検索しています。
クロス取引のコストを自動計算してくれるサイトがあるので、そちらを参考にするのが簡単です。
クロス取引はいくら資金が必要?
クロス取引では、
優待銘柄の株価と同じくらいの資金が必要になります。
例えば株価が1,000円で100株の場合、
約10万円程度の資金が必要です。
ただしクロス取引は売りと買いを同時に行うため、
株価の変動リスクはほぼありません。
実際にかかるコストは
貸株料や手数料など数十円~数百円程度になることが多いです。
クロス取引のタイミング
クロス取引では「いつ取るか」も重要です。
早めにクロスすれば在庫は確保しやすいですが、その分だけコストが増えます。
逆に権利日直前に取るとコストは安くなりますが、人気銘柄は在庫がなくなることもあります。
私の場合は次のように使い分けています。
- 絶対ほしい優待 → 早めにクロス
- 3月・9月など銘柄が多い月 → 権利日近くで取る
慣れてくると、自分なりのタイミングが分かってきます。
SBI証券でのクロス取引のやり方
クロス取引は、基本的に次の3ステップで行います。
① 信用取引で株を売る
② 現物で同じ株を買う
③ 権利取得後に現渡しをする
前提として、今回は「一般信用短期売り」で話を進めます。
優待クロスをする際にはこのやり方で進めるのが良いと思います。
SBI証券のサイト内で、「つなぎ売りスケジュール」と検索すると、以下のようなカレンダーが出てきます。

これは2026年3月末の予定です。このカレンダーだと、9日約定分からクロス取引が可能。
つまり、6日の夜19時から①と②の注文が出来るようになります。
そして、③の作業は27日の16時以降。これも忘れてはいけないクロス取引の最後の注文です。
毎月スケジュールは変わりますので、必ずこのカレンダーをチェックしておきましょう。
では、実際の取引画面を使いながら、順番に見ていきます。
STEP① 信用取引で株を売る
事前に、在庫の有無をチェック
事前にどの銘柄に在庫があるのか確認しておきます。
国内株式>銘柄検索>一般信用売り銘柄一覧 と進むと以下の表が出てきますので、
更に該当月を絞ります。(スマホのアプリではこの一覧は見れません。ブラウザのみ)

チェックに必要なのは赤枠です。
◎・・・余裕あり
▲・・・残りわずか
✖・・・受付不可
✖はもう在庫がないのでクロス取引は出来ません。
▲の残りわずかは、この▲の状態がしばらく続く銘柄もあれば、すぐに✖になってしまう銘柄もあります。
ここで、予算を考えながらどの銘柄のクロス取引をしようか決めておきます。
※「◎」となっていても19時と同時に「✖」になることも。
平日19時~翌営業日分の信用売り注文を入れる
まずSBI証券の場合、翌日の信用売り注文は平日19時~です。
(19時ちょうどだとまだ注文できないことが多く、1〜2分ほど経ってから注文できることが多いです。)

こちらの画像はアプリ版ですが、ブラウザ版でも、パソコンの「HYPER SBI」等でも、やることは同じです。
まず、「信用新規売」をクリック。

画像のように設定しましょう。
信用取引区分:一般(15日)
注文種別 :通常
株数 :(必要な株数を選ぶ)
価格 :成行
執行条件 :寄成
期間 :当日中
これで売り注文はおしまいです。
続いて現物を注文します。
STEP② 現物で同じ株を買う

まず、先ほど売り注文した銘柄の「現物買」をクリック。

このように設定します。
預り区分:特定(源泉徴収しているなら)
注文種別:通常
株数 :(売り注文と同じ株数)
価格 :成行
執行条件:寄成
期間 :当日中
これで注文すれば、売り注文と現物の買い注文が同額・同株数で約定できます。
STEP③ 権利取得後に「現渡し」をする
最初のカレンダーで「現渡可能日」を確認します。
それより前に現渡ししてしまうと優待がもらえなくなってしまうので注意。
また、現渡可能日でも、当日の早い時間に現渡ししてしまうと優待がもらえない場合があります。必ず翌営業日扱いになる時間帯に注文しましょう。
(私はいつも「現渡可能日」の19時くらいにしています)

口座管理 > 信用建玉 と進み、現渡する銘柄をクリックします。

「現渡」をクリックします。

画像の箇所をクリックすると、株数等を選択する画面に移るので、入力して注文します。
これで現渡が完了します。
最初は慎重に注文していても、慣れてきた頃に何かしら間違える可能性があるので気を付けてくださいね。
クロス取引を始めるには
クロス取引を行うには、証券口座と信用口座が必要です。
口座開設は無料で、信用口座もあとから申し込みできます。
クロス取引を始めたい方は、まず証券口座を準備しておきましょう。
私はSBI証券を使ってクロス取引をしていますが、他の証券会社でも同じように取得することが可能です。たとえばこちら👇
クロス取引でよくある失敗
在庫がなくてクロスできない
人気の優待銘柄は、権利日が近づくと在庫切れになることがあります。
前日まで「◎」だったのに、当日クロスしようと思ったら一気に「✖」になっていた、なんて経験を何度もしています。
そのため、絶対に欲しい優待は何日にクロス取引すると、金利がいくらになるのかを事前に調べておき、「これくらいの金利ならいいかな」という自分の中のボーダーラインを決めておくのがいいのかと思います。
権利確定日が違う銘柄がある
多くの株主優待は月末が権利確定日ですが、例外もあります。
例えば、アスクルの株主優待は 5月20日・11月20日 が権利確定日です。
月末だと思っていると、クロスするタイミングを逃してしまうこともあるので注意しましょう。
現渡しを忘れる
これを忘れてしまうと、強制決済や余分なコストがかかってしまうので気を付けましょう。
スマホの通知機能を使うなど、ご自身の忘れない方法で。
クロス取引で取得した優待
私のブログでは、実際に取得した株主優待もレビューしています。
クロス取引で取得した優待もあるので、気になる方は参考にしてみてください。



クロス取引を始めてみたい方へ
クロス取引は、証券口座があればすぐに始められます。
信用取引が使える証券口座をまだ持っていない方は、こちらから開設できます。
