ここ最近、一部食品関連の株価がじわじわと下げ基調。
優待族としては「高くて手が出しにくかったあの銘柄が買いやすくなるチャンス?」と、ちょっとソワソワしてしまいます。
今回はその中でも、ヤクルト本社(2267)と日清食品ホールディングス(2897)を、優待の内容と、最近の株価の動きをあわせてチェックしてみます。
※利回りは2025/8/8終値の株価で計算
ヤクルト本社(2267)
優待内容
- 3月:自社商品詰め合わせ、株主優待クーポン
- 9月:「東京ヤクルトスワローズ」オフィシャルファンクラブ無料入会権
- 権利確定月:3月9月
長期保有でグレードアップがあります。3年以上で自社製品が豪華に、5年以上で更にクオカードが追加!
配当と配当方針
- 2025年の年間配当:64円(利回り2.64%)
- 配当方針:累進配当、総還元性向70%を目安
現在の配当利回りはそこまで高くありませんが、累進配当を採用しているので長期で持てば利回りは上がってくれます。
株価の動きと背景
- 「ヤクルト1000」ブームが一段落
- 海外売上の伸び鈍化や為替の影響も重なり、株価はコロナ禍水準まで下落(2025年8月現在)
優待族的コメント
スーパーでの「ヤクルト1000」売り切れ騒動が落ち着き、棚に在庫が並んでいるのを普通に見かけるようになっていますよね。私もブームの際には見かけるたびに購入していましたし、近くにヤクルトレディの営業所があったので、そちらで購入したりもしていました。しかし今は買わなくなってしまったのが正直なところ・・・。とはいえ、「ヤクルト」ブランドは健在で、優待品も根強い人気です。長期保有者向けがあるので、個人投資家を大事にしている印象あり。
日清食品ホールディングス(2897)
優待内容
- 自社グループ製品詰め合わせ(100株で1000円相当)
- 権利確定月:3月9月(年2回)
年2回の優待がもらえるのは900株以上です。100株だと3月のみ。
配当と配当方針
- 2024年の年間配当:70円(配当利回り2.47%)
- 配当方針:配当性向40%以上、累進的配当
株価の動きと背景
- 原材料価格高騰と円高の影響で営業減益
- 株価はヤクルトと同じくコロナ禍水準ほどまで下落(2025年8月現在)
優待族的コメント
日清食品はここ数年若者向けのCMをよく目にするようになりました。ちょっと独創的な雰囲気のヤツですね。また、明星食品が日清食品の傘下だというのは恥ずかしながら今回初めて知りました・・・!
優待でもらえる、カップ麺やインスタント食品は防災備蓄にも役立つので、実用度は高めです。
まとめ
食品株は景気の波に左右されにくい安定感・・・のはずが、今回取り上げた2社はピーク時からの下落率がどちらも約半分ほどに・・・💦
優待内容は変わらず、実用性も高く、どちらも「累進配当」採用銘柄なので「優待目的+長期保有」派には注目かもしれません?!
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